英語表現3

Chap. 7 動名詞

動名詞の意味上の主語
動名詞の前に置かれる名詞・代名詞の所有格 (または目的格)は,その動名詞の意味上の主語を表す。 I'm sure of his [him] knowing the fact.
→ I'm sure that he knows the fact.

「私は彼が事実を知っていると確信している。」

He-complained of the room being too hot. → He complained that the room was too hot.

「彼は部屋が暑すぎると不平を言った。」
②完了動名詞 〈having +過去分詞》

完了動名詞は, having +過去分詞の形で主節の述語動詞よりも前の時 を表す。 現在に対して過去 (または現在完了), 過去に対して過去完了を表す。

I am proud of having done my best.
→I am proud that I did [have done] my best. 「私は最善を尽くしたことを誇りに思っている。」

He insisted on having known the fact before then.
→ He insisted that he had known the fact before then. 「彼はその時より前に事実を知っていたと主張した。」


③ (not [never] ...ing》
通例 not や never などの否定の副詞は動名詞の前に置かれる。
He insisted on not knowing the fact.
He insisted that he didn't know the fact.
「彼は事実を知らないと主張した。」

The teacher apologized for not announcing the test earlier.
「先生は、もっと早く試験の告知をしなかったことを謝った。」

④ 《V + ...ing V + to … の意味の違い 目的語に動名詞をとるか to 不定詞をとるかで意味に違いが生じる動詞がある。


《regret ...ing [having +過去分詞]》
「・・・したことを後悔する」

《regret to…..〉「残念ながら・・・する」

I regret telling [having told] you the fact.
「あなたに事実を伝えたことを後悔している。」

I regret to tell you the fact.
「残念ではありますがあなたに事実をお伝えします。」

<try...ing》「(試しに実際) ...してみる」
《try to…..》 「….しようとする」

I tried talking to her and she smiled.
「彼女に話しかけてみると彼女は微笑んだ。」

I tried to talk to her but I couldn't.
「彼女に話しかけようとしたができなかった。」 《remember [forget].ing
「(すでに) ・・・したことを覚えている [忘れる]」
(remember [forget] to…〉 「(これから) ・・することを覚えている 「忘れる]」

Do you remember [forget] seeing me last week? 「先週私と会ったことを覚えていますか [忘れたのですか]。」

Please remember [don't forget] to see me next week.

「来週私と会うのを覚えていて [忘れないで] ください。」
《stop to …..》 「・・・するために立ち止まる」 (stop は自動詞。 to…・・ は副詞用法。) 《stop...ing》 「…するのをやめる」 (stop は他動詞。・・ing は目的語。)

★動詞によっては動名詞 (またはto不定詞) のみを目的語とするものがある。 【動名詞のみを目的語とする主な動詞】 admit, avoid, deny, enjoy, escape, finish, give up. mind, put off

【to 不定詞のみを目的語とする主な動詞】 agree, decide, desire, expect, hope, wish, pretend, promise, refuse


⑤ <V + ...ing と V + to… の用法の違い>
同じ意味を表すのに目的語に動名詞と to 不定詞の両方をとるが用法に いが生じる動詞がある。 次の例では, 'V+ing と同じ意味を, 'V+ to be+過去分詞の形で表す。

need・・・ing = need to be done
「・・する必要がある」

★ need 以外に require (必要がある) や deserve (価値がある) などがある。 Ex. Her achievement deserves praising [to be praised].
「彼女の業績は賞賛に値する。」

動名詞を使った慣用表現

<on・・・・ing> 「・・・・するとすぐにする時に」
<ining> 「….する際に・・することにおいて」
(There is no…..ing) ・・・することはできない」
〈 of one's owning > 「自分で…した」(p.143)

<be worth...ing> 「・・する価値がある」(p163)

<It is no use…. ing> 「・してもむだである」

This problem is too simple, so it is hardly worth discussing.
「この問題は非常に単純なので、 ほとんど議論する価値がない。」

Chap.8 動詞

① (知覚動詞+O+C (=原形不定詞 現在分詞)
知覚動詞 (see. look at watch hear listen to feel など) の構文においては 目的語(O)が行う動作は原形不定詞または現在分詞で表し, 「Oが….す る [している] のを見る [聞く感じる]」 の意味を表す。

I heard him sing (ing) the song.
「私は彼がその歌を歌う [歌っている] のを聞いた。」

Ichiro was so absorbed in reading the book that he didn't hear the doorbell ring.
「一郎は読書に没頭していたので、ドアのベルが鳴ったのが聞こえなかった。」

② 〈知覚動詞+O+C (=過去分詞) 〉

目的語(O)と目的格補語 (C) の関係が受身の関係になっている場合には、補 語に過去分詞を用い. 「Oが…されるのを見る [聞く 感じる]」 の意味を表す。

I heard the song sung by a famous musician.
「私はその歌が有名な音楽家に歌われているのを聞い た→有名な音楽家がそ の歌を歌っているのを聞いた。」

③ 使役動詞+O+C (=動詞の原形) (p.23,111,239)

「0に…させる」を表す。 使役動詞 (make/let/ have) の構文においては、目 的格補語に原形不定詞を用いる。 同じ 「・・させる」 でも make は 「強いて・・・させる」という 強制 の意味let は 「・・するのを許す・・させておく」とい う 許可 の意味を伴い, have は 「・・してもらう」という 依頼 の意味を 伴う。 また have は get +0 + to・・・ で書き換えられる。 I made him work. 「私は彼を働かせた。」
I let him take a rest. 「私は彼に休憩を取らせた。」
I had him type my letter. I got him to type my letter.
「私は彼に手紙をタイプさせた [してもらった。」

④ 使役動詞+O+C (=過去分詞))
「Oが…される(ようにする)」を表す。 目的語(O) と目的格補語 (C) の関 係が受身の関係となっている場合には、補語に過去分詞を用いる。 なお have は get +0+過去分詞 で書き換えられる。

The boy screamed for help but couldn't make himself heard.
「少年は助けを求めて叫んだが 誰にも聞いてもらえなかった。」
I want to have this cassette recorder fixed. It seems out of order.
「このカセットレコーダーを直してもらいたい。 調子が悪いようだから。」
★ have は文意により 経験 被害 「・・される」 の意味を伴う。
I had my bag stolen by someone. Igot my bag stolen by someone.
「私は誰かにバッグを盗まれた。」

⑤ 同族目的語

動詞の目的語が、意味や語源において動詞と関連を持っている場合、その目的語を同族目的語という。 通例形容詞を伴う。

fight a (fierce) fight 「(激しく) 戦う」 / runa (good) race 「(よい競争を 「する」 / dreama (strange) dream 「(奇妙な) 夢を見る」

Chap.9 助動詞

① 《助動詞 + have+過去分詞》

'推量を表す助動詞 + have +過去分詞 は、 現在の立場から過去の事柄につい て推量する用法である。 次のような意味を表す。
(may have + 過去分詞》 「・・したかもしれない」 < must have+過去分詞> 「・・したに違いない」 cannot have + 過去分詞》 「・・したはずがない」

He may have seen the scene. 「彼はその場面を目撃したかもしれない。」
He must have been there. 「彼はそこにいたに違いない」

He can't have noticed it. 「彼がそれに気づいたはずはない。」





“I saw Mr. Yamada at Shinjuku Station this morning.” “You cannot have He's still on vacation in Hawaii."

「今朝新宿駅で山田さんを見たよ。」
「そんなはずないよ。 彼はまだ休暇中で ハワイにいるんだから。」

“I don't see Tom. I wonder why he's late.” “Well, he may have missed his train, or maybe overslept."

「トムの姿が見えないね。 どうして遅刻したんだろう。」 「そうだね。 電車に
乗り遅れたのかもしれないし寝過ごしたのかもしれないよ。」

② need not have + 過去分詞)

「・・・する必要はなかったのに」 の意味。
過去において, する必要がなかった事 柄が, 実際にはなされてしまったことを示し、 「...する必要はなかったのに(してしまった)」 の意味を表す。

He need not have come.
「彼は来る必要はなかったのに(実際には来た)。」 He didn't need to come.
「彼は来る必要がなかった。」 (実際に来たかどうかは不明)

③ 《should [ought to] have + 過去分詞) (p.215) 「・・すべきだったのに」 の意味。 過去において、 なすべき事柄が実際はなされなかったことを示し、 「・・すべきだった (のにしなかった)」 の意味を表す。

You should [ought to] have worked harder.
「君はもっとがんばるべきだった。」

The picture was wonderful. You ought to have seen it.
「その絵はすばらしかったよ。 あなたも見ればよかったのに。」

★また 「(現在までに) ・・しているはずだ」 と、 現時点までにある事柄が当然

完了していることを推し量る場合にも使われる。 They should [ought to] have arrived in Tokyo by now.
「今頃は彼らは東京に着いているはずだ。」

④ (used to would... )

used to ・・・ や would ・・・ は, 「よく・・したものだ」という過去の習慣を表す。
Travelers used to face a lot of risks.
「旅人は昔は多くの危険な目に遭ったものだ。」

I would often go to church when I was in America.
アメリカにいた時はよく教会に行ったものだ。」 ★ used to would には次のような違いがある。

used to... には状態動詞も続くが, would ... では動作動詞のみが続く。 したがって、 「昔は・・・であった」という状態を表す時には, used to ・は使え るが, would... は使えない。


Scholars agree that the number of wild animals is nowadays getting smaller it used to be.

「学者は野生動物の数が、このところかつてより減っているということで 現在は )」 と 過去意見が一致している。」

used to は 「昔はしたものだ (がさせるような意味で使うことが多い。」

現在と対比
would … は過去の個人的な習慣を示すのに用いることが多い。
★ (be used to + 名詞 動名詞]> との違いに注意。

I don't mind leaving at six o'clock: I'm used to getting up early.

「6時に出発してもかまいませんよ。早起きには慣れていますから。」

wouldn't ...
文章によっては、wouldn't で 「どうしても・・・しようとしなかった」という 過去の強い拒絶を表す。
She wouldn't get out of her room.
「彼女はどうしても部屋から出てこようとはしなかった。」
He was very obstinate and wouldn't listen to me.
「彼は非常に頑固で、私の言うことを聞こうとしなかった。」
また、場合によっては would が過去の強い意志 「どうしても・・しようとした」 を表す。

He would follow me.
「彼はどうしても私についてこようとした。」

⑥ 〈提案 要求の should>

should は、 提案 (suggest など) 要求 (demand など) 命令 (order など)主張 (insist など) を表す動詞に続く節の中で用いられる。 should を使わずに 人称や時制に関係なく動詞の原形を用いることも多い。

I insisted that he (should) pay the money. 「私は彼がお金を払うことを主張した。」

I suggested to Mary that she come with me to collect empty cans on the street, but she said she was too busy. 「私はメアリーに道路の空カンを集めに行こうと誘ったが、彼女は忙しいと
言った [言って断った。」

⑦ <may well...「Sが…するのは当然だ・・しても無理はない」 の意味を表す。 この構文は it is natural for ~to… で書き換えられる。

You may well get angry.
It is natural for you to get angry.
「あなたが怒るのも当然だ。」

⑧(may as well A (as B))

「(Bするより) Aする方がいい」の意味を表す。
as B は省略されることもある。

You may just as well take the dog with you (as leave him behind). 「犬を置いていくなら) 連れて行った方がいいですよ。」

⑨ (might as well A (as B))

「BするのはAするようなものだ: BするくらいならAする方がましだ」 の意 味を表す。 これは、Aの方にあり得ないようなことを引き合いに出し, 「それ ほどBが嫌だ [現実的でない]」 ということを表すのによく用いられる。 この表現も as Bの箇所を伴わない場合も多い。

I might as well throw away my money (as lend it to him).
「(彼に金を貸すくらいなら) 金を捨てた方がましだ。」

⑩ 《had better・・・》 《had better not ・・・》
had better 「….した方がいい」は2語で1語の助動詞のような働きをする。 し たがって, 否定文では had better not 「・・・ しない方がいい」 の語順になるこ とに注意。 また,この表現は押しつけがましい印象を与えるので使い方には注意を要する。

You had better (not) go out.
「出かけた (出かけない)方がいいよ。」

She's very upset, so we'd better leave her alone.
「彼女はとても気が動転しているから一人にしておいた方がいいだろう。」

⑩《would rather A (than B)》

「(Bするよりは) むしろAしたい」を表す。
AにもBにも動詞の原形がくることに注意。 than B の箇所を伴わないで用いる場合も多い。

I would rather stay at home (than go out).
「私は出かけるよりは)むしろ家にいたい。」
まれに rather ではなく sooner が用いられる。Chap.10 接続詞

① 名詞節の働き

名詞節は名詞と同じような働きを持つ。したがって主語、目的語、 補語となる。
It was true that he went there. (主語)
「彼がそこへ行ったのは本当だった。」

I think that he went there. (目的語)
「彼はそこへ行ったと思う。」

The fact is that he went there. (補語)
「実は彼がそこへ行ったのです。」

The reason is that ・・・ 「その理由は・・・だからだ」(補語)
The chances are that … 「おそらく・・・だろう」 (補語)

★疑問詞 (why を除く) や whether if 「かどうか」も名詞節を導く接続詞として用いられる。
The problem is whether he went there or not.
「問題は彼がそこへ行ったかどうかである。」
(補語)

② 同格 ~ that ・・・・

名詞に直接 that節を続け、直前の名詞の内容を説明する。 また同格のthat 節は、通例、同格のof を使った句で書き換えることができる。

I heard the news that she would come. →I heard the news of her comuing. 「私は彼女が来るという知らせを聞いた。」

★同格のthat 節を続けられる名詞は限られているので注意を要する。

③ <so ~ that S...>

「とても〜なので・・・だ・・なほど~」 という 結果・程度を表す構文。 には形容詞・副詞がくる。この構文は〜enough to・・・ で書き換えられる。 She was so bright that she could answer the question.
→ She was bright enough to answer the question.
「彼女はとても聡明だったので質問に答えることができた。」
★ 'so ~ that S can't・・・ と否定になると、 「とても~なので・・できない・・で きないほど~」 を表す。
この構文は too ~to・・・ で書き換えられる。

I was so tired that I couldn't work any more. →I was too tired to work any more.

「私はとても疲れていたのでもう働けなかった。」 ④ <such~ that S・・・>

「とても~なので・・だ・・なほど~」 の 結果・程度を表す構文。 SO は副詞 such は形容詞であるから、修飾する語が形容詞または副詞の場合には soを用 いるのに対し、 (形容詞+) 名詞の場合は such を用いる。
She is such a bright girl that she can answer it.
→ She is so bright a girl that she can answer it. 「彼女はとても聡明な少女なのでそれに答えることができる。」

★ such が so great 「たいへんなものなので」という意味で、 that の直前に置いて用いられることがある。 その場合, such が文頭に置かれて倒置となることも多い。
Her brightness is such that she can answer it.
→Such is her brightness that she can answer it. 「彼女はとても聡明なのでそれに答えることができる。」

⑤ 《so [in order] that S may [can など]・・》

「・・するために・・・できるように」 の意味を表す。
この構文は in order to .... so as to ・・・ で書き換えることができる。

I studied hard so that I might [could] pass the exam.
→I studied hard in order [so as] to pass the test.
「私はその試験に合格するように一生懸命勉強した。」

⑥(lest [for fear] that S (should) ...)

「・・・しないように」という否定の目的を表す構文。 節内の動詞は should ... か原形になる。 この構文は for fear of … ing で書き換えられる。

She turned her head away lest he should see her tears.
「彼女は彼に涙を見られないように顔をそむけた。」

⑦(in case S (should) ...)

in case 2語で一語の接続詞の働きをし、
「・・・する場合に備えて・...するといけないから」 の意味を表す。
節内の動詞は should ・・・ か現在形になる。

Let's get going now in case the bus leaves early.
「バスが早く行ってしまうといけないから,すぐ出かけましょう。」

⑧ 《as [so] long as ・・・》

「・・・する限り」 の意味で 条件・ 時 の範囲を表す。
As long as I live, I'll love you.
「生きている限りあなたを愛します。」

⑨ (as [so] far as... )

「・・する限り」 の意味で、 程度・限界を表す。
As far as I know, she is one of the brightest women.

「私の知る限り 彼女は最も聡明な女性の一人だ。」

★as far as A is concerned は慣用表現で「Aに関する限り」 の意味を表す。

As far as this problem is concerned, I know nothing.
「この問題に関する限り、 私は何も知りません。」

★ as far as が前置詞句として用いられると「~まで」 という意味になる。

They went as far as Paris. 「彼らはパリまで行った。」

⑩ 相関接続詞

so ~ that ・・・ このように、語句の前後二つの要素が組になって使われる接続詞。
前出の so ~ that ・・・ such ~ that ・・・ の他に both A and B either A or B. neither Anor B などがある。
人称数の一致に注意。

Both he and I are right. 「彼も私も正しい。」 Either he or Ⅰam right. 「彼か私かどちらかが正しい。」
Neither he nor Ⅰam right. 「彼も私も正しくない。」

郡接続詞

名詞句や前置詞句などがまとまって節を導く接続詞の働きをすることがある。 それらの語句を群接続詞と呼ぶことがある。前出の as far as や as long asなどの他に次のようなものがある。
the first time... 「初めて・・する時」
the moment [instant]・・・ 「・・するとただちに」every time….. 「...するたびに」
by the time... 「・・・するまでには」
(provided [providing] (that)・・・)
「もし・・・・ならば」
(now (that)...〉 「今や・・なので」

John jumped to his feet the moment the bell rang.
「ジョンはベルが鳴ったとたんに飛び上がった。」

Chap. 11 比較

① <as 原級 as ・・・ 「・・と同じほど~」

二つのものが同じ程度であることを表す構文 否定形は 'not as [so] ~ as ・・・で. 「・・・ほど~でない」を表す。 as ~ as one can as~as possible》 「できるだけ~」
(as many [much] ~〉 「同じ数 [量] の~」
Ex. I made five mistakes in as many lines.
「私は5行に5つの間違いをした。」

② (No other 単数名詞 [Nothing] is as [so] 原級 as ・・・》
形容詞 [副詞]の原級を使って.「・・・ほど~なものはない」という最上級の意 味を表す構文。

(No other 単数名詞 [Nothing] is 比較級 than... ・・・ 比較級 than any other 単数名詞》

形容詞 [副詞] の比較級を使って.「・・よりなものはない」という最上級の意味を表す構文。

No other mountain is as high as Mt. Everest. (原級)
No other mountain is higher than Mt. Everest. (比較級)

Mt. Everest is higher than any other mountain. (比較級) = Mt. Everest is the highest mountain.

「エベレストほど高い山はない。」

(as as any)

形容詞 [副詞]の原級を使って、 「どれ [誰] にも劣らず~」という最上級の意味を表す。


Hiroko has seen as many foreign movies as anybody in her class.
「ヒロコはクラスの誰よりもたくさん外国映画を見ている。」

(as 原級 as ever lived)
He is as wise as ever lived.
「古来まれな〜」
= He is the wisest man that has ever lived.
「彼は古来まれな賢人だ。」

<as 原級 as ever〉 「この上もなく~ : 相変わらず~」
<as 原級 as (原級) can be> 「この上もなく~」

同一の形容詞を繰り返すが, can be の前の形容詞

は省略されることが多い。

It is as simple as (simple) can be.
「それはこの上もなく簡単だ。」

④ have never + 過去分詞 + such ~as A>

形容詞 [副詞] の原級を使い, 「Aほど~なものは・・したことがない」 という最上級の意味を表す構文。

I have never seen such a big lion (as this).
→ This is the biggest lion I have ever seen.
「こんな大きなライオンは見たことがない。」

⑤(X times as as)

形容詞 [副詞] の原級を使って 倍数 を表す表現。 「~のX倍の・・」 の意味 を表す。
なお、この表現は. X times the size (大きさ) (the number (数). age (年) など] of を使って書き換えることができる。
また、 半分の場合は half を 2 倍の場合は twice を用いる。

This building is three times as large as the old one.
→ This building is three times the size of the old one.
「このビルは古いビルの3倍の大きさである。」

The population of Italy is about half as large as that of Japan.
「イタリアの人口は日本の人口の約半分である。」

⑥ (not so much A as B》 「AというよりむしろBである」

He is not so much a poet as a novelist.
→ He is a novelist rather than a poet.
「彼は詩人というよりもむしろ小説家だ。」

It is not so much what a man wears as the way he wears it that marks the gentleman.
「紳士を特徴づけるのは、その人が何を着ているかよりも、どう着こなしているかである。」


<not so much as ~ >
「~さえ (し) ない」 not や without などの否定の意味の副詞や前置詞の後に置かれた so much as
は even ~ 「~さえ」の意味。
I couldn't so much as talk to her.
「私は彼女に話しかけることさえできなかった。」 He left without so much as saying good-bye.

「彼はさよならも言わずに出ていった。」

⑦ 《比較級 and 比較級 〉 「ますます~」
It was getting darker and darker.
「ますます暗くなってきた。」

⑧ 《The 比較級〜, the 比較級・・
~すればするほど・・」

The more you learn, the wiser you become.
As you learn more, you become wiser.
「学べば学ぶほど賢くなる。」 -

⑨ 《(all) the 比較級 + because [for ] ~》 「~なのでそれだけいっそう・・である」

I like him all the better because he is simple. 「単純だからいっそう彼が好きだ。」

《 none the 比較級+ because [for] ~ 》「〜なのに少しも・・・ない」

I am none the wiser for all my experiences.
「十分な経験を積んでいるのに私は少しも賢くなっていない。」

⑩ 《肯定文, much [still] more ~〉 〈否定文, much [still] less~》
前者は「なおさら (~だ)」 後者は「なおさら(~で) ない」 を表す。 やや古い表現。

She likes music, much more dancing.
彼女は音楽が好きだ。 ダンスはなおさら好きだ

I don't like music, much less dancing. 「私は音楽が好きではない。 ダンスはなおさら好きではない。」


⑪《A is no more ~ than B is ・・・〉
〈A is not ~ any more than B is・・・・》
「Aが~でないのは、Bが・・・でないのと同様である」
A whale is no more a fish than a horse is.
「クジラが魚でないのは馬が魚でないのと同様だ。」

《A is no less ~ than B is..》
「Aが~であるのは、Bが・・・であるのと同様である」

A whale is no less a mammal than a horse is. 「クジラは馬と同様哺乳動物である。」


<no more than ~>
「たった~ しか〜にすぎない」 = only ~

This country is so small that it takes no more than a day to drive around it.
「この国はとても小さいので、車で一周するのにたった1日しかかからない。」
(no less than ~ > 「~ほども」 = as much [many] as (not less than ~ 「少なくとも~」 = at least 要する。

(not more than ~) 「多くとも~ : せいぜい~」 = atmost

★これらの表現は ⑪の構文と似ているが意味は異なるので注意を

⑬(even の意味の最上級)

最上級が,文意によって 「~でさえ」 という even の意味になる場合がある。
The cleverest boy couldn't solve the question. 「最も賢い少年でもその問題は解けないだろう。」